【丸に桔梗】
**桔梗紋 抜粋**
光秀、清正、竜馬の紋
清和源氏頼光流・土岐一族の代表家紋。明智光秀、加藤清正、それに坂本竜馬もこの家紋だった。桔梗は秋の七草の一つ。宿根の多年草で、夏から秋に、青紫色の花を開く。その可憐な姿はいかにもやさしく女性的なため、代表的な女紋の一つとされている。
江戸時代には、家紋を衣服につけるのは男性に限られていたので、婦人はこの花を紋として、やや小型に線書きしたものを用いていた。種類は家紋の中でも多いほうで、百種以上にのぼる。
花弁が五個の一重が基本形だが、複弁の八重(二重桔梗)、反り、裏、捻じ、剣形、横見、菱など、きわめてバラエティーに富んでいる。
分布は土岐氏の勢力範囲であった美濃・飛騨を中心に中部地方から西に拡がったおり、使用家の多さもベスト10に入る有名紋である。もちろん土岐一族の他にも多くが用い、頼光流では太田、遠山、池田、高田、脇坂、福島、三沢、菅沼の諸氏、義家流では、松平、花井、榊原、小柴などがあって、やはり清和源氏系との結び付きの強さを示している。
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